みえしるべ |
聖地をつなぐ巡礼の道。
熊野古道というと和歌山なイメージですが、いくつかルートがあります。 三重県にあるのは、伊勢神宮と熊野を結ぶ伊勢路(いせじ)。 熊野古道は初体験なので、初心者向けということで、 ⑤の馬越峠(まごせとうげ)コースを歩いてきました。 ディーゼルのJRに揺られ、滝原駅で下車。 近くに住む会社の同僚に案内してもらい、登山口へ。 馬越峠コースは、尾鷲ヒノキの林に、苔むした石畳の道が続くのが特徴です。 木漏れ日のさす中、一歩一歩すすんでいく心地よさ。 この道は江戸時代後期にはできていたようですから、いったい何人の人が通ってきたんでしょうね。 馬越峠まで石畳が続き、そこから少しコースを逸れて、天狗倉山(てんぐらさん)に向かいました。 山頂まで、馬越峠から30分くらい。 頂上の手前で、大岩を登るはしごが出てきます。 この大岩の上が、天狗倉山の山頂。標高522mです。 ビールで乾杯☆ 山頂から、尾鷲(おわせ)の町を一望することができます。 春霞む港町。 まんなか辺りに見える塔は、尾鷲のシンボル・中部電力の火力発電所です。 昔は林業や漁業でとても栄えた町だったそうですが、今は高齢化・過疎化が進んでいます。 山を越えた向こう側が、熊野。 この道をずっと歩いて参詣してたんですね。 馬越峠まで降りてから、石畳道に戻り、尾鷲神社方面へ抜けました。 山道を歩くのとは違った独特な雰囲気があるところなので、 三重県に来たら一度は訪れたい場所です。
by ryo-kamome
| 2013-03-21 21:36
| 東紀州
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