みえしるべ |
山粧う、錦秋の候―。
三重にきてから、おおよそ月に1回か2回、コンスタントに山を登っています。 地元の方と一緒に登るようになって、 東京にいた頃の自分の山登りは、レジャー感覚だったなぁと実感。 木のことや地質のこと、生き物のことなど、山のことを皆さんよく御存知で、 この人たちは生粋の山の人だなぁとカルチャーショックを受けました^^; 葉っぱをちぎって糸を引いたらミズキの木だとか、 幹がサルスベリみたいにすべすべしてて茶色い木はヒメシャラだとか、 葉っぱがハート型で、木から砂糖をこがしたみたいに甘い香りがするのはカツラだとか。 自分はやっぱり都会っ子のにわかクライマーに過ぎないけれど、 地元の方と山を歩くことでチョコっとですが山のことを学べるので、この機会を大事にしたいと思っています。 秋の山は実り豊か。 今年は柿や栗が豊作で、足元を見れば確かに木の実の落し物がたくさんありました。 だから鹿や猪が里で悪さしないかもしれないなぁって。ナルホド。 こうして紅葉しているのは、原生していた広葉樹だから。 人工林は針葉樹なので、秋色に染まりません。 奈良県側の山を見渡すと、ほとんどが人工林でした。 三重県側から登る方が道は険しいですが紅葉を楽しむことができます。 ここは三重県の真ん中より少し南、大台ケ原から高見山にかけた台高山脈の一角。桧塚(ひのきづか)です。 ルートは、マナコ谷登山口から国見山(1418.9m)、明神岳(1432m)を経由しての 桧塚奥峰(1420m)で、再びマナコ谷登山口に戻る周遊コース。全6時間半の行程でした。 標高差は700mで、最初に急登があるくらいで、基本は尾根歩き。 鈴鹿の山と違って視界が開けているので、際限なく続く山並みを眺めながらの山行となりました。 下山後は、近くのホテルスメールで温泉に入りました。 翌日は意外と筋肉痛も軽くて、それよりも新しく仕入れた山の知識に興奮気味でした☆ もっとこの辺りの山に登ってみたいです。
by ryo-kamome
| 2013-11-12 22:13
| 南勢
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